オンライン合唱団というコミュニティを約1年運営してきてわかった5つのこと

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ひじり颯人

ひじり颯人

カウンターテナー(男性アルト)。 会社員として働く自分に違和感を感じ、1年3ヵ月で脱サラ。 以後、音楽で生きていくため自己研鑽に励む。 現在はおもに歌ってみた動画投稿準備や電子書籍執筆に時間を費やす。

※NBCCは2018年6月現在、解散しています。

 

NBCC合唱団の団長補佐を務めているひじりです。

まもなくNBCC合唱団の結成1周年となります。

一見喜ばしいことのように思えますが、そんなことはない。

 

運営の素人が運営するとやっぱり問題が浮上してきます。

もちろん素人でなくても、問題に直面することがあるはずです。

そこで今回は、僕が今までNBCCを運営してきてわかったことをご紹介したいと思います。

 

NBCC合唱団の現状

 

まずはNBCCの現状をまとめます。(2018年6月)

 

  1. メンバーは団長と補佐含め12人。(このうち、運営メンバーは4人)
  2. この他に指導者、伴奏者1名ずつ。
  3. 完成した(動画投稿した)合唱曲は1曲
  4. 関東在住のメンバーが多いので、東京にて月1回の練習をしている。
  5. 普段のやりとりはSkype。

 

とりあえずこんなもんでしょうかね。

地域を問わず12人も集まりましたが、みんな良くも悪くも十人十色。

メンバーどうしで相性の良い悪いがあったり、そもそも反応がなかったり……。

困ったもんですねぇ……。

 

約1年間運営してきてわかったこと

 

それでは詳細を以下にまとめます。

 

「来る者は拒まず」はよくない

 

最初のうちはとにかくメンバーが少なかったので、「録音環境さえあれば入団可能」ということにしてました。

 

しかしこれがいけなかった……。

 

例えばあるメンバーから「入団したい」という旨の連絡をくれた時、文面から「こいつ大丈夫か?」って印象を受けたことがあります。

で、今となっては一切Skypeで浮上せず、一度も録音提出していない幽霊メンバーになってしまいました。

他には、声をかければ(遅いながらも)反応してくれるけど、業務連絡を確認していないメンバーも……。

当事者意識が無さすぎますよね。

 

完全に彼らの問題とも言い切れませんが、「来る者は拒まず」状態では、こんな感じの人も入団してしまいます。

 

合唱団と入団希望者のミスマッチ防止策としては、入団条件として「メッセージが来たら24時間以内に反応すること」「常に業務連絡を確認すること(もちろん通知ON)」を守ることを追加する、というのを考えました。

 

あとは、「なぜこの合唱団に入りたいの?」と、いわゆる志望動機を聞くことも考えてます。

 

ちなみに、このようなメンバーを切り捨てるつもりは今のところありません。

やる気がないという理由だけで切り捨てるのは、団を乱すのと同じように思えるのです。

もちろんメンバーから「辞めたい」という意思表示があれば別ですが、基本方針として「今のメンバーのままNBCCを立て直そう」と考えてます。

 

せっかく何かの縁で出会ったみんななので、この縁は大切にしていきたいです。

 

団員どうしの温度差があると分裂の可能性も

 

メンバーによって本気度に差があるのは仕方のないことです。

当然のことながら本気じゃない組が足を引っ張ります。

こうなると本気組で「独立したい」「脱退したい」と思うメンバーが出てくるのです。

 

ここらへんは執筆時点で慎重に議論を行っているところですが、現状では両者をひとまとめにするのは厳しいかと……。

つまり、NBCC内に複数のグループを作ることで対処する可能性も。

 

これも事前に防ぐなら、入団条件とかに「本気で合唱をしたい人だけ」とか「ゆるく合唱したいひとだけ」とか入れればよいのかな?

 

補佐が頑張りすぎて団長が機能していない

 

これは僕や団長の問題なんですが、団長がまだ学生だったので「1人で運営は難しいだろう」と判断しました。

そこで、「団長を全面的にサポートする」という思いを込めて自分の役職名を「団長補佐」として、自分のやれることはどんどんやってきました。

(本来は「副団長」とするべきなんですけどね)

 

で、こうして2人で(主に僕が)運営する形で比較的最近までやってきました。

でもあるときメンバーに「まるで団長補佐の合唱団」だと言われて気づきました。

 

団長が団長として機能していない!

 

いやぁ……これは盲点でした。

僕はただひたすら団の活動のことばかりを考えていてうっかりしていたのです。

改めて今の団長の“団における立ち位置”を考えてみたら、たまに仕事を任される一般団員と変わらないということに。

 

そもそも団長なのに、自ら何か行動することがない。

基本的に僕からの指示で動く。

 

……あれ、立場逆じゃね?

 

とあるメンバーいわく、僕は「甘やかしすぎ」、「優しすぎ」るとのこと。

確かに、それもあるかもしれない。

役職を交換すれば済む話なのかもしれない。

 

ただ、そうなるとみんなはこの団の何に魅力を感じて入団してくれたんだろう?

(約1名、僕目当てというのは把握)

 

多分、「この団長についていきたい!」的な理由で入団した人はいないと思う。

補佐する者として、これは重大問題です。

改めて話し合ってどこかに着地させるしかない。

 

人は大きく4つに分類できる

 

これは問題点というわけではないんですが、いろいろ考えるうちに思いついたことなのでご紹介します。

「メンバー全員で活動するコミュニティ」のメンバーは以下の4つに分類できます。

 

  1. 実力もやる気もある人
  2. 実力はないけどやる気がある人
  3. 実力があるけどやる気がない人
  4. 実力もやる気もない人

 

活動するにあたり、最もスムーズなのは1で、最も支障をきたすのは4です。

これは良いと思いますが、問題は2と3。

 

つまり団体での活動において重要なのは、「実力」よりも「やる気」です。

やる気さえあれば実力は後からついてきます。

 

つまり、コミュニティ運営において重要なのはメンバー全員の士気をいかに高めるかということ。

これは正直、リーダーの腕にかかってると思ってます。

 

ただ、そもそも現状のNBCCにおいては「リーダーって誰?」みたいな感じがあるので、リーダーの存在を確立する必要がありますけどね……。

 

明確なコンセプト、目標が必要

 

最後に、団全体に共通した目標やコンセプトは必須です。

現状のNBCCでは「みんなで楽しく本気で合唱をする」といった、“合唱する側にとってのコンセプト”はあります。

 

しかし、聴く人にとっての明確なコンセプトがないのです。

合唱団におけるコンセプトとは、企業における“企業理念”と同じだと考えています。

つまり、コンセプトがしっかり考えられていて、なおかつメンバー全員に浸透していなければ、メンバーはそれぞれで違う方向を向いてしまいます。

 

つまり、崩壊です。

 

まず、“聴く人のためのコンセプト”を考え、それから目標を考えることが必要です。

このことについては参考になる本があります。

 

最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!
藤沢 久美 ダイヤモンド社 2016-02-05
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“何もしないリーダー”とは、直接ああしろこうしろと指示をしないリーダーです。

大切なのはビジョン(経営理念)を全体に浸透させること、1人1人に気を配ること。

 

つまり、「自分なんかリーダーに向いていない」と思っている人ほどリーダーの素質があったりします。

気になった方は一度読んでみてください。

 

話をNBCCのコンセプトに戻します。

僕が考える“聴く人にとってのコンセプト”は、「インターネットを通して“聴く人と歌う人が共に幸せになる合唱”を」です。

メンバー含め誰にも言ってないので、まだ正式採用はされてません。

ですが、このコンセプトを軸にしてコンサートなどに臨んでいきたいですね。

 

NBCC合唱団の立て直しに全力を尽くしてまいります!

 

さて、おもにNBCCの問題点を長々と書いてきましたが、参考になりましたか?

改めて見返して、「コミュニティ運営は事前の準備をしっかりしなきゃ」って思いました。

まぁでもそこは僕と団長がお互いにコミュニティ運営素人である以上、こうやって問題に直面するのは必至のことかなとも思います。

 

でも、壁にぶち当たるからこそ学べることもあります。

だから、「今僕は大事なことを学んでる最中なんだ」というポジティブ思考で乗り越えるつもりです。

 

こんな問題だらけのNBCCですが、暖かく見守っていただけたら幸いです。

 

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